マイホームづくりの第一歩である土地探しは、多くの方がはじめて取り組むため戸惑うポイントでもあります。
今回は理想のマイホームを建てるための「良い土地」の探し方、取り組み方のコツを解説します。
不動産屋・自分の足など実際の探し方とそれぞれのメリット・デメリットも紹介しますので、これから土地探しに取り組む方はぜひ参考にしてください。
目次
■そもそも「いい土地」の条件とは?
いい土地の条件は細かく見ていけば人によって変わりますが、基本的には次の3つを満たすことが大切です。
・無理なく購入できる価格
どんなにすばらしい環境・立地の物件でも、価格が高すぎては建物に掛ける予算がなくなってしまいます。無理なく購入できる価格は、いい土地の第一条件といって良いでしょう。
・建築の制限を受けない
希望する床面積や間取り、デザインを実現できるというのも、いいと土地の条件の一つ。
建ぺい率・容積率や高さなどの制限を受ける土地では、理想の間取りを実現できない可能性があります。法律による建築制限以外にも、自治会が外観デザインのルールを定めているケースも。
・理想の暮らしが送れる環境
通勤がラク、自然が近くにある、同世代の友達がたくさんいるなど、エリア環境も大切な条件です。
人によって理想のライフスタイルは違うため、理想の環境条件も変わります。
■基本的な土地の探し方
・インターネットで探す
パソコンやスマートフォンから地域の土地情報を探すのは、一番手軽で取り組みやすい方法です。
足を運ぶことなく幅広いエリアの相場や物件状況をチェックできるため、初期段階での土地探しにおすすめ。
手軽な反面チェックしている人数も多いため、コストパフォーマンスが良いいわゆる「掘り出し物件」を見付けるのは難しいかもしれません。
・不動産屋に相談する
インターネットの無い時代は街の不動産屋に相談するのが最もスタンダードな土地探し方法でしたが、現代も基本は同じです。
単に物件を紹介してもらうだけでなく、プロ目線で地域の情報や土地探しに関するアドバイスをもらえるのが不動産屋に相談するメリット。
ただし注文住宅に関する知識やノウハウは会社によって異なる点は要注意です。
家づくりノウハウが乏しい不動産屋だと、「こんな家を建てたい」と相談しても、対応できる土地を探してもらえない可能性もあります。
・施工店に相談する
ハウスメーカーや工務店の中には土地探しまで対応してくれる会社もあり、一つの窓口でトータル相談することができます。
不動産会社と施工店にそれぞれ相談する手間が減り、行き違いによるトラブルを防ぎ土地と家づくりを同時進行できるのが強み。
ただし社外の不動産会社と提携している場合、仲介マージンや紹介料がかかっているケースもあります。土地の専門性が低い会社だと、紹介してもらえる物件数が少なくなるのも要注意ポイント。
・空き地や売地を自分で見つける
希望のエリアがある程度絞り込めているなら、実際に自分の足で歩いてみて売地の看板を探すのも一つの方法です。
インターネットや不動産ネットワークに出回っていない物件を見付けられる可能性があり、時間が取れるならじっくり取り組む価値はあります。看板が出ていない土地でも、近所の方に聞くなどして地主の方を探す裏ワザも。
実際に地域を歩くことで土地柄や治安などもチェックでき、実際に暮らし始めてからのイメージ違いを防ぎやすいのもメリットです。
売りに出ている土地が見つかるかは運しだいですが、ほかの探し方と合わせて取り組む価値は大きいです。
・地主を紹介してもらう
地元での土地探しで相談できるネットワークがあるなら、伝手をたどって地主を直接紹介してもらうのもアリです。
売りに出していない土地を紹介してもらえる可能性もあるので、なかなか物件が出ない人気エリアに家を建てるチャンスも。
自治会や趣味のスポーツチームなど、いろいろなコミュニティで土地探ししていることを伝えておけば、意外なところから紹介してもらえるかもしれません。
ただし元の付き合いがあるので交渉しにくいケースもあり、いったん紹介してもらうと断りにくくなるのもデメリット。
■いい土地を見付ける取り組みのコツ
・家族で理想の暮らしを話し合う
いい土地を見付けるための最初のステップは、家族で理想のマイホーム・ライフスタイルをしっかり話し合うことです。
家族の中で意見が分かれたまま選んだ土地やマイホームでは、全員が満足することはできません。
通勤・通学の距離、スーパーや公共施設の充実度、公園や趣味のアクティビティ、まずは全員で希望の条件を書き出してみましょう。
予算や物件の有無もありすべてを実現するのは難しいですが、優先度を付けて全員が納得できる土地を探してみて下さい。
・選択肢を増やす
良い土地に出会えるかどうかは運しだいな部分もあるため、なるべく選択肢を増やして確率を上げることが大切です。
いろいろな物件を紹介してもらえる不動産会社に相談するのが、選択肢を増やす一番の方法と言えるでしょう。
同時進行でエリアを歩いてみながら、空き地や売り出し中の看板などをチェックするのもおすすめです。
・地元に精通した人に相談する
価格相場や環境も含めた「いい土地」を見極めるためには、そのエリアに精通した人からのアドバイスやサポートも欠かせません。
不動産会社に相談するときは、担当アドバイザーがどれだけ地元情報に詳しく、適切なアドバイスをしてもらえるかチェックしてみましょう。
「抜け道になっていて朝夕の通学は危険」「繁華街に近いので治安が悪い」など、地図やデータでは分からない情報は土地検討で欠かせない要素です。
・土地と建物をセットで考える
いい土地を見付けることは理想の家を建てるための手段であり、目的ではありません。土地探しの際は必ず建物とセットで考え、理想のマイホームをゴールに設定してください。
土地を購入してから建物の設計を考えると、建築制限などが問題になって理想の間取りを実現できない可能性があります。土地にお金をかけすぎて建物の予算が足りなくなるのも、よくある失敗パターンです。
早い段階で理想の間取りがはっきりしていれば、実現不可能な土地や予算オーバーを回避することができます。
土地探しと間取りづくりは同時進行で取り組みましょう。土地探しに対応できるハウスメーカーや工務店に相談すると、やり取りの負担が減るのでおすすめです。
・先輩の話を聞いてみる
実際にマイホームを建てるとき土地探しをした先輩の体験談は、何より参考になるのでぜひ聞いてみましょう。インターネットや掲示板の意見も参考になりますが、できれば直接話を聞いて質問してみるのがおすすめです。
「こんなところが大変だった」「ここが失敗だった」などマイナス面はもちろん、良かった点も理想の土地探しの参考になります。
職場や友人、親戚で家を建てた人を探して、積極的に直接話を聞いてみましょう。
■土地探しでよくあるギモン
・建築条件付き土地って何?
建築条件とは、土地を購入してから一定期間内に、決められた施工店と建築請負契約を結ぶことを指します。
つまり土地とセットで工務店やハウスメーカーが決まっている物件のことで、それ以外は普通の注文住宅と大きな違いはありません。
理想の間取りやデザインを実現できる施工会社を選べば、大きなデメリットは無いと言って良いでしょう。
・未公開土地ってあるの?
インターネットには掲載されない「未公開物件」は存在しますが、必ずお買い得物件というわけではないため注意しましょう。
良い土地に巡り合う確率を高めるという面では未公開物件を探す意味はありますが、それ自体を目的にしない方が良いです。
未公開物件については下記のコラムも参考にしてみてください。
【関連コラム】⇒不動産が未公開物件になる理由とメリット|つくば市の物件探し
・買わない方が良い土地がある?
余計なコストがかかったり災害リスクが高かったり、買わない方が良い土地の特徴はいくつかあります。
長く暮らすマイホームを建てる土地ですから、治安や災害などデータだけでは分からない部分もしっかりチェックしましょう。
買わない方が良い土地の条件については、下記のコラムでも詳しく解説しています。
【関連コラム】⇒【令和版】買わない方が良い土地の特徴|つくば市の新築土地探し
■まとめ:土地探しに疲れる前に、プロにご相談を
マイホームづくりの最初の一歩である土地探しは難しく、いろいろ考えているうちに疲れてしまう方も少なくありません。
まずは気軽に情報収集から始めて、本格的に取り組む際は地域に精通した不動産のプロに相談するのがおすすめです。
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