マイホームづくりで最初に取り組むことになる土地探し、どこに頼むべきか迷う方も多いようです。
一般的な不動産会社のほかハウスメーカーに土地探しをしてもらう方法もありますが、どちらが良いのか判断が難しいですよね。
そこで今回はハウスメーカーに土地探しも依頼するメリット・デメリットを両方解説します。
これから注文住宅用の土地を探す方は、ぜひ参考にしてください。
目次
■土地探しの選択肢
マイホーム建築用の土地を探す選択肢は、主に3パターンです。
・不動産会社に頼む
土地のことといえば、まず不動産会社を思い浮かべる方がほとんどだと思います。
不動産会社は自己所有の土地販売だけでなく個人売り主の仲介役にもなるため、豊富な物件数をそろえているのが魅力。不動産関連の知識レベルも高いので、プロ目線での物件選びサポートが期待できます。
一方で家づくりの知識については会社によってレベルの差があるため、同時進行でハウスメーカーに確認・相談する手間は発生します。
・ハウスメーカーに頼む
建築を担当するハウスメーカーでも、土地探しに対応している会社は多いです。
物件数や土地に関する知識は会社によって差がありますが、窓口が一つになるメリットは大きいと言えるでしょう。
土地探しと家づくりを同時に進めることで、予算計画や間取りクオリティのアップなどのメリットもたくさん。
ただし土地探しに乗り気ではなく、頼んでも土地を探してくれないハウスメーカーもあります。
・自力で探す
実際にエリアを歩き回ったり地主を訪ねたりといった自力土地探しは、未公開物件を発見できる可能性があります。相場より安い物件や広い土地など、市場に出回りにくい物件を狙うなら効果的な選択肢と言えます。
ただし自力で探すと時間と手間がかかるので、早くマイホームを建てたい方には向いていません。こだわりがあり、時間に余裕がある方向けの土地探し方法です。
■ハウスメーカーで土地探しするメリット
不動産会社ではなくハウスメーカーに土地探しを依頼するメリットを見ていきましょう。
・窓口が一つになる
ハウスメーカーに土地探しも頼むと窓口が一つにまとまり、、相談や打ち合わせの負担を軽減できるのが大きなメリットです。
家づくりや土地購入では細かい確認や書類のやり取りなどが多く、二つの会社とやり取りするのは意外と大変です。
雑務が減るので物件探しや間取りづくりに集中しやすく、行き違いミスなども防ぐことができます。
・予算オーバーを防ぎやすい
土地と建物の予算を同時に知ることができ、予算オーバーを防ぎやすいのもハウスメーカー土地探しのメリット。
土地だけ先行購入すると建物との費用バランスが難しく、後で資金が足りなくなってしまうケースが少なくありません。
最初にハウスメーカーに総額予算を伝えておけば、その中で選択できる土地と間取りプランを提案してくれます。
・ローン審査を通しやすい
土地単体での購入は住宅ローンを利用するのが難しいのですが、ハウスメーカーに土地と建物を一括で依頼すると審査を通しやすくなります。
ローン審査の際に建物の設計図や見積書ができているため、金融機関への手続きが楽になるのも大きなメリット。
建物が完成するまでのつなぎ融資などの手続きもサポートしてもらえるため、手続きに戸惑う心配が減るのはありがたいですね。
・家づくり目線で土地をチェックしてもらえる
建物のプロであるハウスメーカーなら、「理想の家が建てられるか？」という視点で土地をチェックしてもらえるのも心強いポイントです。
不動産会社は土地探しのプロですが、家づくりに関する知識が豊富とは限りません。日当たり・通りからの目線・建築制限などは、実際に家づくりの経験がないとチェックが難しいのです。
土地と建物を別々に探すと、間取りを考える際に思わぬ制限を受けてしまう可能性があります。土地探しによる失敗や後悔を防げるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
・土地の欠点を間取りでカバーできる
土地探しは100％希望条件を満たす物件を見つけるのは難しいものです。
ハウスメーカーのアドバイスを受けながら土地を探せば、多少の欠点を間取りの工夫で解決できるケースも多いです。
例えば南向きの土地は人気が高くなかなか良い物件が見つかりませんが、北向きでも間取りに工夫すれば明るい家は建てられます。
家づくり目線でのアドバイスがあれば、どこまで妥協しても問題ないかを判断できるのは心強いですね。
・仲介手数料が安くなるケースがある
ハウスメーカーが所有する物件で気に入った土地が見つかった場合、仲介手数料が安くなる可能性もあります。
「建築条件付き土地」などそのハウスメーカーで建てることを前提に、仲介手数料が安くなっているケースもあります。
・未公開物件が見つかる可能性がある
ハウスメーカーによっては独自のネットワークを持っていて、市場に出回る前の未公開土地物件が見つかる可能性もあります。
分譲前の土地など、不動産経由だと見つけられない物件に出会える可能性があるのは大きなメリットと言えるでしょう。
■ハウスメーカーで土地探しするデメリット
・あとでハウスメーカーは変えられない
ハウスメーカーで土地探しする場合は基本的に建物とセットになるため、あとで施工会社を変更するのは難しいです。
複数の会社に相談して、「土地はＡ社がいいけど建物はＢ社が良いな」という選び方はできないということです。
土地探しも依頼する場合は、ハウスメーカーのデザインやコンセプトをじっくり吟味してから選ぶ必要があります。
・物件数が少ない可能性がある
土地探しに対応しているハウスメーカーの中でも、扱う物件数や不動産のレベルは異なります。
あまり土地探しが得意でない会社の場合、物件数が少なくて気に入った土地が見つからない可能性があります。
土地探しを提携不動産会社にそのまま外注しているケースの場合、中間マージンの発生や対応スピードの低下といったデメリットも。
依頼する前に土地探しへの本気度や取り組み方などもヒアリングし、不動産分野が得意なハウスメーカーを選んでください。
■不動産に強いハウスメーカーがおすすめ
良い土地を見つけてスムーズに住まいづくりを進めるには、不動産分野に力を入れているハウスメーカーを選ぶのが理想的です。
特に新築事業とは別に、不動産事業部門も持っているハウスメーカーなら、家づくり・土地探し両方ともプロレベルのサポートを受けることができます。
私たちライズクリエーションは不動産・新築をそれぞれ展開し、住まいづくりをトータルプロデュースする住宅会社です。
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